
吐く息が白くなり(今は人前ではできないけれど)、曇る窓ガラスに冬だなぁと感じます。名古屋でも雪が積もりましたねー。
クリスマスが終わり今年も残り僅か。
クリスマス、直前のキャンセルがあったものの、直前に予約のお電話をくださるがいらっしゃって、空席なしで終えることができました。
今年はご家族、もしくは友人同士でという方々が数組。ワイワイと賑やかでした。
ありがとうございました。
「都合が悪く、来られない主人からのクリスマスプレゼントがコルクのクリスマスディナーなんです。」と長年、来てくださっている母娘2人。なんとも嬉しいです。状況が良くなればまた、ご主人にもお会いしたいです。
「せっかくだから本気のワインを飲んでみます。」と若い男性。軽く飲みやすいワインよりも重めの赤ワインにチャレンジ?してくださいました。若い方々はフランス料理のコースを食べる機会はそう多くないかなと思います。フランス料理やワインを知ってもらう良いきっかけになれば、嬉しいなぁと思っています。また来てくださいねー!
写真はクリスマスディナーのデザート。北欧の冬の森がイメージです。
丸木に見立ててあるものは薄いチョコレート。中が空洞になっていて、カシスムースのモンブランとピーカンナッツが入っています。葉っぱはセルフィーユ。きのこは紅茶のメレンゲ。
バニラアイスはソースとして添えてあります。
「すっごい楽しいです。」とのコメントを多数頂き、伝えたい想いが伝わったことが嬉しく、ほっとします。私も充実した時間を過ごすことができました。
クリスマスに限らず、今年も1年、ありがとうございました。
お酒が提供できない時もありました。営業を続けて来られたのも皆さまのおかげです。
「普通に食事ができるって本当に嬉しいこと。」とお客様。全くその通りですねー。
本当に、ありがとうございます!!
上記のデザートもそうですが、シェフはこの1年、今までとは違う発想で料理を考え、提供してきました。熟成や発酵に新しいものを見出したり、違う調理の仕方を試したり。
試作を繰り返し、結局は日の目を見なかった料理も時にはあります。その甲斐あって、新しい料理を楽しんで頂けたかなと思っております。あまり自負するのもなんですけど…たまには。
ちょっとだけ、ゆっくり休んでくださいねー。せめてよく寝てくださいネ。
そして、最後にお知らせです。
コロナ禍での物流の混乱もあり、昨今の物価の上昇は私たちの仕入れる食材にも大きく影響し、値上がりの幅は今までと比べものにならない程。
より良い料理を提供する為、心苦しくはありますが、来年、すべてのコースを値上げすることとなります。詳細についてはまた追ってお知らせ致します。ご理解頂ければ幸いです。
新年は1月8日からの営業です。ご予約をお待ちしております。
では、2022年も どうぞよろしくお願い致します。

いちごとシャンパンジュレ大福
1皿目の小さなデザート。
こし餡といちごのコンポート、シャンパンジュレにクリームと求肥。合わせて食べると、いちご大福になるのです…
「これを機にいちご大福を買って、食べてみるわ。」とお客様。
そうかぁ、私が大好きな、いちご大福は、必ずしも誰もが食べたことがあるものでもないのだなぁ…と改めて思いました。
そういえば、いつからある食べ物なのでしょうか。私が子供の頃には、なかったような気がしますが、田舎だからかもしれません。
こういう遊び心も大切にし、2022年も楽しんでもらえるお店であるように頑張ります。