猛暑を脱したのかなぁとちょっと思ったりもしたのですが、まだまだ暑いですねー。
それでも、暗くなるのがぐっと早くなり、夜に秋の気配を含んだ風に吹かれると、
この暑さも名残惜しく感じます。
今年は、北信越や北海道の方が名古屋よりも暑い日が多かったようで、私も実家に帰りましたが、電車を降り、家に帰るまでの道中、あれっと思いましたね。
田舎ならではの涼しさが感じられないと。
「名古屋よりも暑い気がする…。」
シェフもポツリと呟いていました。
学校が夏休みということもあり、7月後半から8月中は客足が遠のくこともありました。
そんな中でも、毎月欠かさず来てくださる方や、帰省中のご家族と一緒に来てくださったりと暑い中、本当にありがとうございました。
お孫さんと一緒にという方も数組。最近の大学生は随分としっかりしているんだなぁと思うこともあり、はたまた、いったい自分はどんなとこに連れて来られたんだろうと緊張の面持ちだったのが少しずつ慣れて、表情が柔らかくなり、パンのお代わりをお伺いすると、笑顔でコクリと頷いたりと、少し客層が変わる夏もまた楽しいものです。
さて、写真は「冷たい桃のポタージュ」。8月のランチのオードブルです。
桃のまろやかな甘さと酸味、みずみずしさが暑さで疲れた身体に染み渡ります。後味にセロリと抹茶のアイスクリームの仄かな苦味と清涼感が広がる夏のひと皿。
優しい味わいの桃は他の食材ともよく合い、相乗効果で思いがけない美味しさを生み出すものなのですね。人気なのも納得。「なんだか癒される。」とのお言葉、嬉しいです。
日頃、休みの日も、仕込みが欠かせないシェフですが、夏はちょっぴり時間があり、一緒に映画に行ったり、名古屋城夏祭りや、恐竜博物館にも行くことができました。
盆踊りって、こんなにみんな踊っているものなのねと新しい発見。外で飲むビールは格別。
そういえば、時間があったら家の中を片付けようと思っていたのでした…。また今度。
私は会うのが10年ぶりという友達と食事に行く機会もありました。いっぱい話をして、笑って、お互い頑張ってまた会おうと手を振って。いい時間でした。
少しずつでも涼しくなって、過ごしやすい季節になるはず。食欲の秋がやってきますねー。
秋の味覚を取り入れたお料理を目下、思案中です。
しばらく会っていなかったお友達など、ぜひ、お誘い合わせの上、ご来店くださいネ。
ご予約をお待ちしております。
その場所に行き、その風土を感じ、造っている方々を知ると、同じものでも、味は変わらないはずだけれども、何かが変わります。
「価値」でもないのですよね。何でしょう。
何でもオンラインで買えることも、とてもありがたいことで、よく利用もしてる。
でもオンラインで買ったものと、その土地に行き、話をしながら本店で買ったものと何だか違う気がしたりするのは、私がこういう仕事をしているからかもしれないですねー。
サービスロボットに仕事を取って代わられないように頑張ります!